2022年1月
当サイトでは「レストラン1名無料」タイプのクレジットカード優待をメインテーマに情報を発信していますが,ビジネスカードでも「レストラン1名無料」優待を活用したいという方は少なくないと思います。
ビジネスカードは,法人,団体の代表者,または個人事業主の方が申し込むことができます。カードによりますが,多くの場合,個人の信用を審査してカードが発行されます。
申し込みにあたり,登記簿謄本やその他の書類を必要としないカードも多いです。ですので,「個人事業主」が申し込めるとされているカードであれば,個人が申し込むことを妨げるものはないと思われます。
このページでは,「レストラン1名無料」優待が付帯する,以下の4つのビジネスカードをご紹介したいと思います。
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ビジネスカード | EX Gold for Biz S | ダイナースクラブ ビジネス | AMEXゴールド ビジネス | Luxury Card チタン(法人用) |
---|---|---|---|---|
発行会社 | オリコ | 三井住友 トラストクラブ | AMEX | アプラス |
国際ブランド | Mastercard | Diners | AMEX | Mastercard |
入会資格 | 個人事業主 | 27歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 |
年会費 | 2,200円 (初年度無料) | 29,700円 | 36,300円 | 55,000円 |
支払サイト | 月末締 翌月27日 | 15日締 翌月10日 | 利用者により 異なる | 5日締 当月27日 |
追加カード | なし | 無料 | 13,200円 | 16,500円 |
ETCカード | 無料 | 無料 | 550円 | 無料 (発行手数料: 1100円) |
「レストラン1名無料」 | ダイニング by招待日和 | エグゼクティブ ダイニング | グルメクーポン | ダイニング by招待日和 |
還元率 | 0.5% | 0.4% ANAマイル:1.0% | 0.33% ANAマイル:0.5% | 1.0% |
プライオリティパス や同等サービス | なし | 年間10回無料 | なし | プライオリティパス |
海外旅行保険 死亡・後遺症 | 2000万円 (自動付帯) | 1億円 自動付帯: 5000万円 | 1億円 自動付帯: 5000万円 | 1億2000万円 (自動付帯) |
海外旅行保険 傷害・疾病 | 200万円 (自動付帯) | 300万円 (自動付帯) | 300万円 自動付帯: 200万円 | 200万円 (自動付帯) |
海外旅行保険 賠償責任 | 2000万円 (自動付帯) | 1億円 (自動付帯) | 4000万円 自動付帯 | 1億円 (自動付帯) |
動産保険 | 100万円 | 500万円 | 500万円 | 300万円 |
ホテル優待 | じゃらん コーポレート サービス | アップグレード 朝食無料等 | 会員専用予約 サイトの提供 | アップグレード 朝食無料等 |
ゴルフ優待 | ベネフィット ステーション を利用 | 予約代行 | 予約代行 | 名門コース予約 |
その他 | 会計ソフト優待 ベネフィット ステーション優待 Mastercard ビジネスアシスト | 会計ソフト優待 「銀座サロン」無料 オフィス用品等の優待 料亭予約代行 | シェアオフィス優待 DELL 優待 クラブオフ優待 ビジネスコンサル メタルカード | 交通事故傷害保険 ・賠償責任保険 国立美術館優待 映画館優待 カフェ・バー優待 |
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EX Gold for Biz S
こちらのカードは,オリコカードが発行している個人事業主向けのビジネスカードです。法人格用のビジネスカードは「EX Gold for Biz M」になりますのでご注意ください。
「EX Gold for Biz S」の素晴らしいのは,まだ余力の少ない個人事業主の方にも持ちやすいというところです。年会費はわずか2200円で,しかも初年度無料です。なんと良心的なのでしょう♪
また支払サイトにも注目してください。月末締で,支払いは翌月27日です。かなり長めになっていますので,キャッシュフローに苦労しがちな時期にも本当に助かりますね。特に事業を安定させるまでは,可能な限り「もらいは早く,払いは遅く」が鉄則ですので,感謝しかないビジネスカードです!
しかもこれだけ年会費を抑えつつ,Mastercardが提供している優待の「ダイニングby招待日和」で「レストラン1名無料」が利用できるのですから,もはや規格外の大盤振る舞いです。「ダイニングby招待日和」は数ある「レストラン1名無料」タイプの優待の中で,極めて優れているサービスという訳ではありません。月間2回までしか利用できないなどの制約もあります。それでも年会費を考えたら文句などあるはずもありません。
これだけの好条件が揃っていますので,他の項目が比較対象より劣るとしても,喜んで納得したいところです。
還元率は0.5%になっていますから,個人事業主の方は,還元率が高い年会費無料のカードを別に所有して,そちらをメインに利用すると良いかもしれません。
国内主要空港のラウンジは利用できますが,プライオリティパス等のような海外空港ラウンジの利用は当然できません。
海外旅行保険も,比較対象のカードと比べると当然保険金額は少ないですが,自動付帯になっているところがまた何とも親切です。
またショッピング保険も多くありませんが,100万円まで補償されます。
ホテル優待やゴルフ優待などについては独自のサービスはありませんが,Mastercardが提供するサービスの範囲内で優待が受けられます。
その他,会計ソフトの優待が付帯していたり,「ベネフィットステーション」の優待を利用できたりと,親切極まりない善良なビジネスカードです。
事業を立ち上げたばかりの個人事業主の方や,経費を節約したいものの「レストラン1名無料」優待は有効に活用したいという方には,本当におすすめのカードです。
メリット:破格の年会費。これで「レストラン1名無料」が付帯しているだけで奇跡的なカードです。
デメリット:年会費を考えれば特にありません。強いて言えば,個人事業主用の「S」には追加カードがないこと。
当サイトはクレジットカードの「レストラン1名無料」優待をメインテーマに発信していますが,こちらのカードはこのテーマに関して言うと,「究極のカード」の1枚です!このカードより安い年会費で「レストラン1名無料」優待が付帯するカードはありません。
資金に余裕がない個人事業主にとって,安いは正義!!!
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ダイナースクラブ ビジネスカード
さて,一気に年会費が上がってしまいますが,ダイナースクラブのビジネスカードを取り上げてみたいと思います。
まず,入会資格が他のものより厳しめであるという特徴があります。もちろん審査基準は明らかにされていないので明確なことは何も言えませんが,27歳以上と明示してあります。この後ご紹介するAMEXビジネスゴールドやチタンカードも年会費は高額ですが,いずれも入会資格が20歳からとなっていますので,ある程度の社会経験が必要とされています。
審査は厳しそうな印象ですが,年会費の29700円を上回るメリットがある付加価値の高いビジネスカードです。
支払サイトは,15日締の翌月10日払いですから,オリコのEX Gold for Bizほどではないにしても,普通の設定かなと感じます
注目したいところとして,追加カードやETCカードの年会費が無料です。ETCは発行手数料もかからないようです。比較的高額な年会費ですが,そこからの上乗せが少ないのが大変良心的ですね。
「レストラン1名無料」優待については,ダイナースクラブの「エグゼクティブダイニング」は折り紙付きです。利用できる店舗のラインナップが幅広く,東京,大阪などの大都市圏に一極集中になっていないのも素晴らしいところです。また,ダイナースクラブのお店のチョイスにはハズレがないなどの評価もあります。「レストラン1名無料」優待の内容だけで考えるなら,今回紹介させていただいたカードの中で1番です。
還元率や海外空港ラウンジ特典については,個人用のダイナースクラブカードと同じです。基本的な還元率は高くありませんが,ANAマイルに交換するとメリットが大きいようです。海外空港ラウンジは「プライオリティパス」が提供される訳ではありませんが,「クラブラウンジ」というダイナースクラブ独自のプログラムで年10回の利用まで無料になります。サービス内容は「プライオリティパス」と変わらないと思って大丈夫です。
海外旅行保険関連としては,標準的なところかと思います。死亡・後遺症で1億円まで補償されますが,自動付帯では5000万円までなのが気になります。一方,最も利用する可能性が高いと考えられる海外での病気やケガを補償する保険は,自動付帯で300万円です。自動付帯になっているところが使いやすいです。また,ショッピング保険については,500万円付いているので十分でしょう。
ビジネスで利用する機会も多いと思われるホテル優待ですが,「クラブホテル」など国内外のホテルで優待を受けられます。これはリーズナブルなホテルをさらに安価に泊まるというものではなく,質の良いホテルをコストアップせずにさらに良いサービスを受けられるという優待です。具体的には,お部屋のアップグレードや朝食無料,ホテル滞在時に館内施設での利用料金に充当できるクレジットの提供などがあります。
とにかく安く泊まりたいという方は,クレジットカードのホテル優待ではなく,一般の宿泊サイトのタイムセールなどを活用した方が良いかもしれません。プラチナカードクラスのホテル優待は,おおよそ一泊3万円以上の部屋に泊まると,部屋のアップグレードや朝食が無料になるサービスが受けられるものと考えておくとよいと思います。
ビジネスカードとして,ゴルフ優待も期待したいところです。一般用の「ダイナースクラブカード」と同様にゴルフ場の予約を代行してくれるサービスを利用できます。またプライベートレッスンの優待もあります。
その他の特典としては,会計ソフトの優待や個人では予約しにくい料亭の予約代行サービス,オフィス用品やビジネス関連のサービスを優待価格で調達できるサービスなどがあります。また,ダイヤモンド経営者クラブのメンバーしか利用できない「銀座サロン」を利用できるという特権もあります。
メリット:ビジネスでも活用できる充実のグルメ優待。追加カード,ETCカード無料。
デメリット:少し高めの年会費。(しかし年会費以上のメリットを享受できますので,大きな欠点はありません。)
確かに年会費は安くはありませんが,年会費以上のメリットを享受できます。追加カードやETCを無料で作れるなど,年会費の上乗せがないのも美点です。
審査は厳しいかもしれないが,年会費が払えるなら,このカード使いたいよね
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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
今注目のビジネスカードです。最近,年会費を値上げしました。色々とサービスが追加されましたが,何といっても,メタルカードが採用されたことが大きいと思います。新たに申し込まれた方も,このメタルカードに魅力を感じてという部分が大きい気がします。とはいえ,このカードの1番良いところは,入会のハードルが高くないことです。
ステータス性は高いのですが,起業1年目からも申し込める柔軟な審査が本当に助かります!設立3年未満ですと,ビジネスカードを作りにくいのですが,AMEXの独自審査によって,設立1年目から審査に通るケースも少なくないようです。他のビジネスカードの審査になかなか通らないという場合は,AMEXの門を叩いてみるのも良いかもしれません。
まず,年会費が,36300円と高額です。アメックスの場合は,「リワードポイント」という名称のポイントプログラムになっていますが,年間3300円を支払い,「リワードポイントプラス」に加入するとポイント交換率が上昇します。アメックスでポイントを貯めようという場合,ほぼ加入が前提になっているプログラムです。
この「リワードポイントプラス」に加入すると,年会費は39600円になります。約4万円ですね!正直高いです。また追加カードも無料ではありません。ETCも有料です。本会員+追加会員1名+ETCカードの場合,合計で53350円かかることになります。加えて,ポイントをANAマイルに移行するタイミングでは,移行手数料として5500円かかります。こちらの移行手数料は,ポイントがある程度貯まり,マイルに交換するタイミングだけ加入し,交換後に退会すれば良いので,毎年支払う必要はありません。
このビジネスカードを利用する場合は,この高額な年会費分のメリットをしっかりと見出せるかがポイントです。
まず「レストラン1名無料」ですが,このサービスが今回値上げと共に追加された優待特典になります。「グルメクーポン」が採用されました。個人用のAMEXゴールドには,「ゴールドダイニングby招待日和」という「招待日和」系のサービスが採用されていますので,この部分は個人カードとビジネスカードで,内容を変えてきています。
「レストラン1名無料」優待のグルメクーポンが付いたのは大きい!
高額な年会費の元を取りやすくなった
「レストラン1名無料」の内容でいうと,要領は同じで,店舗が異なる形になります。「招待日和」系の方が対象店舗が多く,個人カード用の優待では全国250弱の店舗で利用が可能ですが,ビジネスカードの方では全国170店舗以上と大きな差があります。
しかし,「グルメクーポン」はここのところ勢いがあり,店舗数を順次拡大してきました。少し前までは全国で130ちょっとでしたので,随分拡大しました。また,東京や大阪など既に対象店舗がある程度そろっているところに,さらに店舗を追加して,一極集中させるのでは無く,東北,四国,九州などの地方都市に対象店舗を拡大しているので,使い勝手が向上しています。筆者も「グルメクーポン」の拡充に注目しています。今後もこの路線で拡大してくれたらと願っています。
「レストラン1名無料」をビジネス会食等で利用したいと思う場合,大都市圏だけでなく,出張先の地方都市にも対象店舗があって欲しいですので,ビジネスカードの方に「グルメクーポン」を採用したことは大きな注目店です。今後のますますの拡充に期待です。
還元率はあまり高くありません。ポイントの使い道として,ANAマイルに移行するのが定石ですが,ANAマイルを貯めるのであれば,別のカードの方が良いと思います。ポイント還元率を主眼にするカードではないでしょう。他の付帯サービスに価値を見出す方が入会するカードと思います。
海外旅行保険関連は,少し寂しいです。この部分はAMEXゴールドの個人用カードでも改悪があり残念なところです。死亡・後遺症の補償が1億円なのですが,自動付帯は5000万円までとなっています。また最も利用する機会が多いと思われる海外での傷害・疾病の補償も,300万円までですが,自動付帯分は200万円までなど,少しケチかなと思ってしまいます。賠償責任も4000万円と小ぶりです。海外旅行保険関連はあまり充実しているとは言えないかもしれません。
ショッピング保険は500万円としっかりしていますので,ここは安心できますね。
ビジネスで活用する機会も多いと思われるホテル優待ですが,ほとんどありません。個人用には「ザ・ホテル・セレクション」という優待があるのですが,ビジネスカードには付帯しません。とはいえ,「ザ・ホテル・セレクション」は対象のホテルが少なく,東京に集中していますし,一泊3万円以上のクラスのホテルなので,そもそもあまりビジネス向けではないかもしれません。
参考情報:ビジネスでのホテル優待ということであれば,例えばJCBゴールドカードに付帯するワシントンホテルの優待は使いやすいと思います。一泊1万円以下の法人レートで泊まることができます。ホテルも全国的にそこそこ散らばっています。しかし東海地方には対象ホテルがない印象です。
ゴルフの機会をビジネスに活用しようという方もいらっしゃると思います。ゴルフ優待として,ゴルフ場の予約を無料で代行してくれるサービスを活用できます。
でも,AMEXビジネスゴールドに年会費以上のメリット見出そうとするなら,ここから先のビジネス関連のサービスをいかに使いこなすかということになると思います。
まずDELL Technologiesのオンラインショップ等で代金を決済すると,半年間で最大7000円のキャッシュバックがあるという優待が付きました。確かにないよりはあるといいのですが,半年スパンでそれほどPC関連の買い物をする必要があるかどうかについては,よく見極めたいところです。
その他のビジネス関連のサービスとして,シェアオフィスの優待やクラウドソーシングの「Lancers」の優待,名刺管理ソフトの優待,AMEXのカードで顧問料を支払えるビジネスコンサルの紹介(社労士、会計士・税理士、弁護士、弁理士)サービス,ビジネス情報データベース「G-Serch」を無料で利用できるサービス,「クラブオフ」の優待サービス,ヘルスケア無料電話相談サービスなど,こうしたビジネス関連の優待サービスを活用する機会がありそうであれば,このカードを検討してみても良いと思います。
メリット:起業1年目からでもトライできる柔軟な審査。ステータスの高さを感じさせるメタルカードの採用。
デメリット:高額な年会費。なかなか元を取りにくい優待内容。
やはり,かっこいいメタルカードを手に入れたいという気持ちの部分もに最も大きな価値があるのかなと思います。
何しろ抜群にかっこいい券面がメタルカードで貰えるからね〜
しかも審査がそれほど厳しくないから,設立浅い場合にホント助かる!
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LUXURY CARD チタンカード(法人用)
最後にLUXURY CARDのチタンカード(法人用)をご紹介します。LUXURY CARDには,チタン,ブラック,ゴールドと3種類のカードがあります。これは個人用カードも法人用カードも一緒です。法人用カードは法人格の代表者だけではなく,個人事業主も申し込むことが可能です。個人用はチタンカード,ブラックカードは直接申し込むことが可能ですが,ゴールドカードは招待制になっています。一方,法人用は,最上位のゴールドカード(年会費220,000円)も直接申し込むことが可能になっています。
このページでは,最もリーズナブルで年会費の割に特典が充実しているチタンカードを取り上げます。こちらは年会費55,000円です。決して安くはないのですが,リーズナブルと感じられると思います。まず,LUXURY CARDはチタン,ブラック,ゴールドのいずれもメタルカードです。50以上の特許技術を使用して作成される金属製のカードには,それだけで付加価値が高いと思わせるものがあります。
そのようなわけで,カードそのもの製作に時間とお金がかかっているので,追加カードは当然有料で,16,500円です。ETCカードの年会費は無料ですが,発行手数料として最初だけ1100円が必要です。
このカードの最初の特徴は,ポイント還元率の高さです。ベーシックなチタンカードでも1%の還元率です。これがいいのは,ANAのマイルに移行するときだけ1%になるなど,限定的な還元率ではなく,基本的な還元率が1%となります。最もお得なポイントの使い方は「フィラディス」のワインに交換するというもので,2.2%まで還元率が上昇します。
次に注目したい特徴は,LUXURY CARDのステータスです。LUXURY CARDの国際ブランドはMastercardとなっており,Mastercardの中で最上位の「ワールドエリート」というステータスを誇ります。Mastercardの中のステータスには,「プラチナ」の上に「ワールド」があり,その上に最上位の「ワールドエリート」があります。日本で発行されているMastercardの「ワールドエリート」は,三井住友トラストクラブのワールドエリートカードと,このLUXURY CARDのみとなっています。圧倒的にLUXURY CARDの方が特典内容の点で充実しています。
「レストラン1名無料」優待も,このMastercardのTaste of Premiumという優待の中にあるサービスとなっています。名称は「ラグジュアリーダイニング」ですが,「ダイニングby招待日和」と考えて差し支えないと思います。前述の通り,「レストラン1名無料」優待としては,ごく標準的なサービスで,このタイプの優待の中で特に優れているというわけではありません。Mastercard系のプラチナカードで広く採用されている特典になります。
当サイトは「レストラン1名無料」優待をメインテーマにしていますが,LUXURY CARDに関しては,カードの価値はそれ以外のところにありますので,「レストラン1名無料」を主眼にLUXURY CARDを求める方はいらっしゃらないと思います。
カードの特徴や優待は,個人用と法人用で変わることはありませんので,ビジネスに特化した特別な優待というのもありません。その辺りを気にせずに,ご自分の環境に合わせて,個人用か法人用かを選ぶことができます。
上記のように法人カードとして特別な作りになっているわけではないので,支払サイトも短めです。5日締の当月27日締となっています。支払サイトを長めに取りたい場合は注意が必要です。
海外空港ラウンジですが,当然のように,プライオリティパスが付帯します。家族カード,追加カードにも付帯しますので,助かりますね。
海外旅行保険も基本的に充実しています。「基本的に」というのは1点だけ弱いところがあるからです。まず死亡・後遺症の補償は1億2000万円で,今回ご紹介したビジネスカードの中でも頭ひとつ抜けています。しかも補償は全て自動付帯ですので,安心ですね。賠償責任も1億円まで補償されますので,手厚い内容になっています。
ただ唯一残念なのが,傷害・疾病の補償です。自動付帯というのは素晴らしいのですが,200万円と年会費の割に寂しい内容になっています。海外旅行の保険で最も利用する可能性が高いのが現地での病気やケガに対する補償ですので,この部分は厚くして欲しかったと思います。
ただ,死亡・後遺症の補償とは違い,傷害・疾病に関する補償は他のクレジットカード等の同様の補償額も,合わせて実際の費用をカバーすることができますので,他のクレジットカード等に傷害・疾病の補償が(自動付帯で)付いていれば,それらを合算して考えることができます。チタンカードでは200万円しか出ませんが,例えば,他にエポスゴールドカードを持っている場合,自動付帯で300万円補償されますから,合算して500万円まで病気やケガの治療費をカバーしてくれるということになります。他のクレジットカードを上手に利用して,この弱点をカバーできると思います。
LUXURY CARDの真骨頂はここからです。その名の通り,ラグジュアリーな体験がこのカードの本質です。ホテル優待も世界中の3000ほどのラグジュアリーなホテルで受けることができます。優待の内容としては,部屋のアップグレードや朝食無料,館内施設の利用で使用できるクレジットの提供などです。
それでホテル優待も,ビジネス利用でできるだけ費用を抑えたいという方向のものではありません。ラグジュアリーなホテルでの滞在をよりリッチなものにしてくれるというものです。ですので可能な限り出張経費を抑えたいという場合には,方向性が合わないかもしれません。とはいえ,優待の金額的メリットは大きいです。
ゴルフ好きの方には,LUXURY CARDのゴルフ優待は大変魅力的に感じられるかもしれません。メンバー以外はラウンドすることができない名門のゴルフコースを予約してくれます。
ビジネスにも活用できる優待としては,「ソーシャルアワー」という会員限定のテイスティングイベントがあります。新たな交流の場として活用できるかもしれません。*現在,パンデミックの影響で中止されているようです。
また,「ラウンジアワー」という名称で,カフェやバーでの優待が受けられます。カフェでの優待は,完全会員制のラウンジでのLUXURY TEA1杯無料や限定メニューの提供,高級カフェで2杯目のドリンクが無料などのサービスが受けられます。こちらは,日中の商談等のビジネス目的でも活用できそうな優待です。
また,バーでの優待もあります。会員限定価格での特別メニューの提供やカバーチャージが無料などの優待です。こちらもプライベート,ビジネス両方で活用できそうです。
特別な優待として,こちらは主に東京を中心に活動されている方がメリットを享受できそうですが,ケンズカフェ東京のガトーショコラを会員向けに本数限定で取り置きされています。数ヶ月待ちの品物を当日予約も可能とのことです。
さらに,東京国立近代美術館、 国立西洋美術館、 京都国立近代美術館、 国立国際美術館、 国立映画アーカイブ(7階展示室) において,会員と同伴者1名まで,何度でも無料で鑑賞できる優待も付帯しています。
他にも,全国の映画館で月に1回まで無料で鑑賞できるチケットが提供されます。しかし提供枚数には限りがあるため,毎月無料で映画鑑賞できるかはわかりません。その他,様々な特典が山盛りです。
メリット:ラグジュアリーな体験やスペシャル感のある特典。ビジネス利用にも有効な「ソーシャルアワー」や「ランジアワー」。
デメリット:高額な年会費。カードの特典を最大限活用するにはある程度の支出が必要。(しかしそれを上回るベネフィットが得られます。)
経費を可能な限り抑えようという意図をお持ちの場合は持ちづらいカードかもしれませんが,ある程度の出費を許容しつつ,その費用対効果を最大限に発揮して,上質な体験を求めたいという方にはぴったりのビジネスカードと言えそうです。
年会費高いけど,経費で落とせる個人事業主さんにはいいかもね!
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