2022/9

ダイナースクラブカードは,年会費が24200円と高額ですが,特典が満載で,ステータス性が高いと言われています。コンシェルジュサービスがないだけで,それ以外はプラチナカード級と言えます。

ステータス性が高いため,入会条件も厳しめです。10万円を超える年会費のプラチナカードやブラックカードを保持している方でも,なぜかダイナースクラブカードには審査落ちしてしまうということがあるようです。

ダイナースクラブカードは,特にグルメ特典が他のカードにはないほど充実していますので,気になる方はぜひ手にしていただきたいと思います。

ここでは,厳しめの審査に通過するためのステップをご紹介していきますね。

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ステップ1:過去に金融事故を起こしていない

いわゆる「金融ブラック」というものですね。これはほとんどのクレカの審査で大変不利になります。もちろん,金融ブラックの方でも審査に前向きなカードもありますが,ダイナースでは絶対にダメです。ステップといか,大前提ですね。

ステップ2:半年間他のカードを申し込まない

多重申込みをしないというのはクレカを発行するときの鉄則ですが,特に,ダイナースクラブカードの場合,過去6ヶ月間に別のカードを申し込まないようにします。十分な年収があっても審査に通過しない場合,これが原因の場合が多いと思います。

ステップ3:他のクレジットカードを毎月定期的に使用する

申し込むと,信用機関で他のクレジットカードの利用状況が確認されます。この時,クレジットカードを持っていても,全く使っていない,あるいは時々しか使っていない場合,審査に不利に働く場合があります。

全く使っていないカードは解約しましょう。また保持しているカードは,毎月少額でも良いので必ず決済するようにしましょう。そうすることで,毎月クレジットヒストリーが積み上がっていきます。申し込み前,少なくとも3ヶ月,できれば6ヶ月間は,保持している全てのカードを毎月使うようにしましょう。

ステップ4:他のクレジットカードの登録情報を更新する

クレジットカード会社は,信用機関に申込者の信用情報を照会します。以前から使っているカードの登録情報が古く,今回の申し込む際の住所や勤め先と異なる場合,審査に不利に働く可能性があります。申し込みをする前に,現在使用中のカードの登録情報を最新のものに更新しましょう。

ステップ5:入会キャンペーンのタイミングを狙う

入会キャンペーンを実施している場合,カード会員数を増やしたいというカード会社の意向が働きますので,審査に前向きになります。普段ならギリギリで審査落ちという方でも,通過する可能性が高まります。キャンペーン中は,キャンペーン開始直後よりも,キャンペーン中盤を狙うのがおすすめです。

ステップ6:年収は400万円以上

以前は,500万円以上が絶対条件だったようですが,今では400万円台でも審査を通過する可能性があるようです。とはいえ,500万円以上が理想です。

ステップ7:申し込み時の「キャッシング枠」はゼロにする

これはダイナースクラブに限らず,審査する上で有利に働きます。以前,MUFGカードに再発行の件で問い合わせた際,「キャッシング枠の審査は別の部署が行うため,時間がかかる」と言われたことがあり,「キャッシングは要りません」というとその場で再発行OKが出ました。カード会社の審査がより慎重になるので,キャッシング枠はつけないようにしましょう。

ステップ8:申し込みフォームに空欄は作らない

例えば,「電話」など,携帯電話と自宅電話のどちらか一方を入力すればよいという項目があります。必須項目ではなくても,入力できる欄には全て入力する方がベターです。

ステップ9:(それでもダメなら)ANAダイナースカードのキャンペーンを狙う

提携カード(ANAダイナース)のキャンペーンは,提携先の「カード会員を増やしたい」という意向が強く働きます。提携先の意向というのは無碍にできないため,「ダイナースクラブカード」のキャンペーンよりも,「ANAダイナースクラブカード」のキャンペーンの方が審査に通過する可能性が高くなるかもしれません。筆者もこの方法で通過しました。

ステップ10:(それでもダメなら)「TRUST CLUB プラチナマスターカード」に入会する

ダイナースクラブは三井住友信託銀行グループの三井住友トラストクラブが運営しています。つまり,「TRUST CLUB プラチナマスターカード」と審査する会社が同じです。

これまで自社で取引の実績がない人よりも,実績がある人の方が審査に通過しやすいでしょう。どうしてもダイナースの審査が通過しない場合は,年会費3300円のプラチナマスターカードに入会し,半年以上継続的に利用しましょう。その後,改めてダイナースに申し込むと通過する可能性が上がります。

番外編:三井住友信託銀行に口座を作る

ダイナースクラブの運営は三井住友信託銀行グループですので,こちらに銀行口座を作っておいて損はないと思います。どれほど審査に有利に働くかはわかりませんが,「引き落とし口座」が「三井住友信託銀行」になっている申込者は,通過させたいと思うかもしれません。

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自営業で年収が高くなくても審査に通ります!

私の属性は正直あまりよくありません。取得時の属性は,開業4年目の自営業で年収も低めというものでした。それでもクレジットヒストリーに問題がないので,提携カードのキャンペーンを利用して,審査通過となりました。(三井住友信託銀行を引き落とし口座に設定しました)

ANAダイナースを使ってみて,やはり通常のダイナースクラブカードの方が良いと思ったら,切り替えれば良いと思います。(ちなみにダイナースでは「切り替え」というシステムはなく,新規に申し込むという形になるようです。それでもダイナースに使用実績がある状況で申し込むわけですから,延滞や多重申し込みなど,よほどのことがない限り大丈夫でしょう)

ANAダイナースの申込時に保持していたクレジットカード:

・AMEXゴールドカード

・JCBプラチナカード

・三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

・エポスプラチナカード

・三井住友カード(NL)

・リクルートカード

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